テレビ朝日系『モーニングバード!』の羽鳥慎一アナが離婚だそうである。
よく知らない人だが、顔は見たことがある。
結婚して16年、長女がいるとか。
結婚は弾みですることはあっても、離婚に弾みはない。
しかるべき理由があるはずで、物書きの端くれとしては「理由」に興味がある。
Webのニュース記事によると、羽鳥夫婦は「放送業界でおしどり夫婦」だったそうだが、
《(羽鳥アナが)昨年4月のフリー転身後、アロマセラピストでもある妻とすれ違いの生活が続いた。互いの仕事に集中するため、離婚を決意した。》
そうか、すれ違いか。
で、このことにカミさんが不満を持ったというなら納得だが、そうではないと記事は伝える。
《生活スタイルの変化に元妻は不満を漏らすことはなかったという。約5年前から始めたアロマセラピストの仕事が順調で、最近も著書を出版。日本アロマ環境協会の役員を務め、多忙な毎日を過ごしていた。》
そして結論は、
《「一緒に過ごす時間も少なく、距離を置いた方が、互いがやりたい仕事を思う存分やれるのでは」と、昨年から話し合いを続け、年明けには結論が出たという。》
ウーン。
わからない。
わが夫婦のように、私が自由業であるため一緒に過ごす時間が長く、
「これでは仕事が存分にやれない」
というのなら理解できる。
しかし、羽鳥夫妻は、もともと一緒に過ごす時間が少ないというのだから、わざわざ離婚して距離を置く必要はないではないか。
「論理矛盾である」
と、原稿そっちのけで、くだらないことを考える。
このことを愚妻に問えば、
「ヒマね」
と悪口を言うだろうが、その愚妻は娘夫婦と孫たちを連れ、九十九里の仕事部屋へ出かけている。
仕事部屋まで、距離にして60キロくらいか。
離婚にくらべれば距離が近すぎるが、「距離を置く」というのもいいものだと、羽鳥アナの「距離を置く」発言に感心するのである。
羽鳥アナの離婚
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