今朝、NHKの番組で「歩き方」をやっていた。
前々から愚妻の歩き方が気に入らず、
「脚を伸ばし、きちんと踵(かかと)から着地せよ」
と、さんざん言ってきたが、一向に耳をかさないのだ。
愚妻の歩き方など本当どうでもいいのだが、あの歩き方では膝に負担がかかり、「痛い、痛い」とこれみよがしに言われれば鬱陶しいのである。
そんな経緯もあってだろう。
愚妻は熱心に番組を見ていたが、私は早々に道場の仕事場へでかけた。
で、昼過ぎ。
握り寿司を買って愚妻が道場にやってきたので、
「歩き方がわかったか」
と問うと、
「ほら」
と、道場の中を気取って歩き始めた。
足の運びに気を取られ、身体の軸が左右にブレて、何ともぎこちない。
「おい」
「何よ」
「酔っぱらいが歩いてるみたいだ」
「ちょっと!」
このあとの修羅場は割愛である。
愚妻の歩き方
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