歳時記

乗り越える「危機」とは何か

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 自治体あげて節電が始まった。
 週2回、中学校の剣道場を借りて空手と古武道の稽古をしているのだが、
「夜は使用できません」
 と市役所から連絡があった。
 今朝から計画停電の予定だったが、東京電力も混乱しているのか、ペンディングになっている。
 昨日は、市内のガソリンスタンドがどこも休業し、スーパーの食品売り場から魚もパンも消えていたそうだ。
 とりあえず買い置きの食糧があるため、わが家はとりあえず大丈夫だが、このたびの地震がどれほどのものであったか、ひしひしと感じ始めている。
 地震は防げないが、原子力発電は人災だ。
 管理の問題ではない。
 原子力発電の問題でもない。
 私たち人間が「便利な生活」「豊かな生活」を追い求めた結果が原子力発電なのだ。
「危機」「乗り越える」と菅総理はメッセージを発したが、私たち人間が乗り越えるべき「真の危機」とは何であろうか。
 行方不明の方々の捜索、被災された方々の救援に思いを馳せつつ、そんなことを考えるのである。
 

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