明日は市の健康診断で、近所の町医者に行って胃の検査をする。
そんなものがあるとは知らなかった。
いや、健康診断という制度があることは知っていたが、毎年、我が家にその通知が来ていたことを、最近になって知った。
それも、たまたま先月、大学病院の医師から、
「健康診断は地域の町医者でやり、そこで手に負えない検査を大学病院でやるのです。毎年、健康診断の知らせが行っているでしょう?」
と言われたからだ。
「いや、知りませんな」
私が答えると、
「まさか」
と驚いた。
「本当に知らないのです」
「そんなはずはありません。奥さんにお聞きになってください」
さっそく帰宅して愚妻に尋ねると、
「来てるわよ」
とノンキな返事。
「なぜ、それをわしに言わんのだ」
「聞かないから」
こんな不毛のやりとりがあって、明日、胃の検査を受けることになった次第。
で、今日の夕方。
会食に出かける私に、愚妻が検査の注意事項を書いた紙を見ながら、
「夜の8時以降は何も食べちゃだめ。10時以降は飲み物もだめですからね」
と口うるさく言うので、
「では聞くが、おまえの言う飲み物とは、水も含まれるのか」
「当たり前でしょう」
「それはおまえの考えか、それとも水も飲み物に含まれると書いてあるのか。水がだめとなると、ノドが渇いたらどうするのだ」
こんな不毛のやりとりがあって、愚妻が町医者に電話。
水も「飲み物」に含まれることを確認してから、
「看護婦さんが、水も飲んじゃダメだって」
怒っていた。
そんなわけで、明日は検査。
朝8時30分からだという。
「早いな。午後にならんのか」
「じゃ、やめたら!」
いやはや愚妻の怒るまいことか。
明日は健康診断
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