所得保障保険というのに入っている。
フリーライターを始めたとき、業界の先輩に勧められて加入した。
病気やケガで仕事ができなくなったとき、掛け金に応じて一定の月額を保障してくれるやつで、
「この商売、頼れるのは自分の身体だけだぞ」
先輩にそう言われ、
「なほど」
と思って加入したのである。
それから37年。
積極的に解約する理由もなく、何となく掛け続けている。
掛け捨てだから、掛け金を総計すると結構な額になっている。
だが、見方を変えるなら、健康でよかったということにもなるではないか。
「そう思わんか」
愚妻に告げると、
「病気するのはこれからじゃないの」
ニコリともしないで言った。
なるほど、言われてみればごもっとも。
これから先、所得保障金を受け取ることがあるや否や。
今日の午後、保険屋さんが更新にやってくるのだ。
保険と健康
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