歳時記

すべては「見方」で決まる

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 10人に営業をかけて、7人に断られたとする。
「成功率3割」
 と考えるのは、二流の人間の発想である。
 なぜなら、7人を〝捨て石〟と考えているからだ。
 この発想をしている限り、10人で7人、20人で14人、30人で21人と、〝捨て石〟は山積みになっていく。
 一流は違う。
 断られた7人を〝貯金〟と考える。
(今回はたまたま断られたが、次回は何とか成功させたい)
 と目標にする。
 だから断られたときは、次回の訪問にそなえ、丁重な態度で挨拶して帰って行く。
「預金」だから、どんどん貯まっていく。
 一流の人間が営業して成功率が高いのは、そうした発想と努力によるのだ。
 たまたま営業を例にあげたが、ものごとはすべて、「どう見るか」「どうとらえるか」という発想によって、うまくもいけば、失敗もする。
 欣喜雀躍もすれば、落胆もする。
 人生とは、そういうものであると、私は考えるのだ。
  

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