今日は、私の道場の春期審査会だった。
子供たちは普段の稽古で見るのとは違い、気合いが入っていて嬉しい驚きだった。
と同時に、「上達」と「精神年齢」とは密接に関係していることを改めて認識した。
実年齢と精神年齢とは必ずしも一致するわけではないので、精神年齢の発達を注意深く見守りながら、教えるタイミングをはかるようにすべきだと、これまた改めて肝に銘じた次第。
各支部から大人たちが受審した。
昇級審査は各支部で行うが、段位審査は私の本部道場で行うことになっているからだ。
しばらくぶりに見る受審者たちが、ずいぶん上達していることに驚き、努力のたまものであろうと感心しきりである。
その一方で、
(私の指導でいいのかな)
という思いもある。
習い事の上達の秘訣は、よき師につくことである。
そういう思いで我が身を振り返ると、心もとない気がしないでもない。
(自分は、よき指導者たりうるだろうか)
と自問して心境は複雑である。
会員たちは習うことに全力投球、指導者は立場にあぐらをかくのではなく、教えることに生涯をかけて全力投球すべきだろうと、いつになく殊勝な思いをいだいた審査会であった。
審査会で我が身を考える
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