歳時記

今年もいよいよ第4コーナーだ

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 今日から10月。
 今年も残り4分の1という第4コーナーをまわったところである。
 競馬で言えば、ここからがゴールまでの直線が勝負だが、人生はそうはいかない。
 直線を過ぎれば、すぐに来年という第1コーナーが待っている。
 ということは、元旦を1年のスタートと考えるなら、第4コーナーは1年の〝追込み〟ではなく、来年のスタートを切るための〝助走〟だと、私は考えるのである。
 では、助走とは何かと言えば、2つある。
 ひとつは来年に向けての諸準備。
 もうひとつは、「心構え」である。
 準備は人それぞれとして、大事なのは「心構え」である。
「人生観」と言ってもいい。
 今年1年の生き方がどうであったかを振り返り、来年は何に価値観を置いて生きるかを考えるのである。
 昨日、面白い記事をネットで見つけた。
《生活楽しむ男性、脳心疾患リスク減=女性は差なし》
 という厚労省研究班の記事だ。
 要するに、大規模疫学調査によると、
「生活を楽しむ意識の高い男性は、脳卒中や心筋梗塞など循環器疾患になりにくい」
 ということである。
 ストレスとの因果関係によるのではないかと推測しているが、女性は元来、ストレス発散がうまいので、「生き方」による差は出にくいということだ。
 だから女性はともかくとして、「男は、生活を楽しんでいる人間ほど病気にもかかりにくい」ということに、私は考えさせられる。
「生活に苦労し、周囲に神経をつかい、頑張ったからこそ、その〝対価〟として病気にかかりにくい」
 というならわかる。
 ところが、極楽トンボのごとく日々の生活をアッハハと愉快に笑って過ごし、それゆえ病気にもかからないなれば、何だか「ドロボーに追い銭」のような、不公平な気分になってくるのである。
 どうやら人生というやつは、努力が報われることはあっても、「苦労」とか「心配」といった感情に根ざすものは、報われるどころか逆効果であるということのようである。
 大金を稼ぐのは難しいが、アッハハと笑って暮らすことなら、誰でもできるだろう。
 第4コーナーでは、追込みのムチを入れるのではなく、たとえばそんなことを考え、アッハハと笑う〝助走〟をしてみて、新年のスタートを心がけるのが最上だろうと私は思うのである。

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