地方分権が加速し、財源と権限の大幅移譲になるようだ。
地方分権は大いに結構だと思うが、それで本当に私たちはハッピーになれるのだろうか。
つまり自治体にカネが流れ、権限が強化されることと、そこに住む私たちの生活が向上することとはイクオールではないのではないか、という懐疑である。
つまり、地方ほどボス政治が横行する現状を考えれば、増えた財源はワルたちの私服をこやすことになるだろう。
郵政民営化と同じで、「やってみたらとんでもなかった」という懸念を私は抱く。
どんな高邁な理念も、どんな立派なシステムも、それを運用するのは人間である。
地方分権の大合唱には、その最も重要な視点が抜け落ちているように、私は思えるのだ。
地方分権
投稿日: