昨日の深夜、新大臣の就任記者会見の様子をテレビで見ていた。
「本当にできるのか?」
という、これまで民主党に抱いていた懐疑は、少し払拭されたのではないだろうか。
それに引き換え、自民党の総裁選は嘲笑である。
これまで総裁の椅子をめぐって権力闘争をしてきたはずなのに、自民党が存亡の危機に立たされるや、
「あたしゃ、今回は結構でござんす」
と逃げの一手である。
総裁選を前倒しして衆院選を戦うべしと、大騒ぎしたのは、ついこのあいだのことではなかった。
どんなきれいごとを言おうと、彼らに政治家としての信念も矜恃もないということがよくわかる。
自民党の危機にのぞんで〝火中の栗〟を拾ってこそ政治家だろう。
我が身が可愛いのはわかる。
私も自分が可愛い。
しかし、だからといって「節」を曲げていことにはなるまい。
人間は、後ろめたいとき、「言い訳」をする。
「しかじか、かくかく」
と、いかに自分が正しいかを力説する。
だが、どんな理屈を並べようと、所詮、それは自己正当化にすぎない。
「言い訳」なら3歳の子供だってするのだ。
総裁選の嘲笑
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