暑いですな。
自室は、エアコンをつけると効きすぎる。
よくはわからないが、愚妻によれば性能のいいやつなんだとか。
以前、手に汗をかくとキーボードが打ちにくいと言ったことがあり、二年ほど前に買い換えるとき、この機種にしたとのだとか言っていた。
何畳用の機種かしらないが、暖房も冷房も効きすぎて困ったものだ。
で、愚妻にやんわりとクレームをつけると、
「もう、しょうがなんだから!」
プリプリしながらも、
「これでどう?」
清浄機能のついたダイソンの何とかというのを買ってきた。
電気製品が好きな愚妻の悪いクセである。
舌打ちしたいところだが、ムクれると困るので、
「おっ、これはいい!」
しょうがないから喜んでみせはしたが、トリセツを読むのが面倒で、使い方がよくわからないでいる。
私はトリセツが、なぜか大嫌いなのだ。
昨夕、テレビニュースを観ていると、
「どうぞ、無理をしないでエアコンを使用してください」
と、アナウンサーが熱中症対策を呼びかけていた。
じゃ、エアコンを使用した電気代は誰が払うのか。
こういうのを欺瞞というのだ。
「どうぞ、無理をしないでエアコンを使用してください。電気代はテレビ局が払いますので」
こう言って初めて整合性がとれるのだ。
いつぞやこのブログに書いたが、私が法務に出かけるとき、
「気をつけてね」
と、愚妻が言って送り出す。
「何に気をつけるのだ」
「全部よ」
「全部ってなんだ?」
「うるさいわね。全部と言ったら全部よ」
そう言って怒るが、この場合の「気をつけてね」という言葉は、「どうぞ、無理をしないでエアコンを使用してください」と同質のものなのである。
まさしく「言葉に偽善あり」なのだ。