歳時記

朝から冷たい雨

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朝からシトシトと雨が降っている。
と言っても、自宅の自室にいるときは、パソコンを打つ関係でカーテンを締め切っているため、雨とは気がつかない。
道場の仕事部屋に出かけようとして気がついた。

「いつまで降る」
愚妻に問うと、
「午後はやむらしいわよ」
とのこと。

雨はイヤだ。
道場に行くのは午後からにして、それまで家で仕事をすることにした。
仕事だけなら道場に行かなくてもいいのだが、夕方から幼児の稽古があるのだ。

だが、昼になっても雨はやまない。
むしろ激しくなっている。

「どうなっておる」
「外れるのはいつものことよ」
「では、おまえは、いつも外れると知っていながら、予報をわしに告げたということになるな。そういうのを無責任と言うのだ」
「うるさいわね、早く出かけなさいよ」

仕方がない。
そんなこんなで長靴を履き、傘を差して出かけた次第。

5時前になると幼児たちがやってくる。
感心なことだが、この冷たい雨だ。
どうして休まないのだろう。
怠け者の私は、不謹慎にも首を傾げるのである。

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