昨日は昼食を自宅でとるため、道場の仕事場から帰宅。
食事して、再び道場に出かける途中、下校する小学生たちとすれ違った。
「今日は」
すれ違うたびに、私が挨拶する。
「今日は」
「今日は」
と、低学年児童の元気な声が返ってきて、
「ハロー!」
英語で挨拶した児童がいて、つまずきそうになった。
子供の英語教育に熱心なのは知っているが、まさかここまでとは。
唖然としつつ、「世も末じゃ」と私は心でつぶやいたのである。
そういえば、長崎では南島原市にある原城の城趾跡に寄った。
周知のように、天草四郎による「島原の乱」で一揆郡が籠城した城である。
この乱で幕府に虐殺された一揆軍は三万七千人。
すべての遺体は、廃墟となった原城の敷地内にまとめて埋められた。
そんなことに思いを馳せながら城趾跡を散策していると、若い男女のグループがキャッキャッとはしゃぎながら、記念撮影をしていた。
「そんなものかな」
と思いつつ、やはり「世も末じゃ」とつぶやいたのである。
「世も末じゃ」
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