昨夜、愚妻を連れて映画を観に行った。
ノンキに映画どころではないのだが、F1をテーマにした『ラッシュ』をどうしても観たく、最終上映なので行った次第。
F1という舞台を背景に、ハントとラウダをどう描くのか、ストーリー展開を見てみたかったのである。
ま、それはそれとして、シネコンの窓口でチケットを買うときである。
「料金はどうされますか?」
と、若い娘さんに問われ、料金表を見ると「シニア」の項目がある。
60歳以上で、割安になっている。
「シニアだ!」
「おひとり千円になります」
チケットを受け取り、歩きかけて、ふと引っかかった。
「おい」
と愚妻に問う。
「あの女、オレに身分証を見せろと言わなかったな。シニアと信じて疑わなかったということか?」
「決まってるでしょ」
「不愉快な女だ」
「あなただって、〝シニアだ〟って張り切って言ってたじゃないの」
確かにそうだが、見るからにシニアとは、あまり気分のいいものではなかった。
映画は面白かったが、頭の片隅に「シニア」の三文字。
あれこれ考えさせられた映画鑑賞であった。
先ほど、『怒る一流 怒れない二流』が6刷りになったとメール。
売れ行きは順調である。
シニアだって、それなりに頑張っているのだ。
「シニア」も頑張っているのだ
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