歳時記

火葬場での反省

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昨日、松戸市の火葬場で僧侶の友人二人とバッタリ出合った。

この二人も偶然の出合いである。

各所に火葬場があるなかで、友人三人がはからずも顔を合わせるのなど滅多にないことだ。

しかも火葬場は次から次へと霊柩車が到着してあわただしく、僧侶も炉前で短いお経を唱えるとさっさと帰る。
だから同じ時間帯で三人が顔を合わすのは、実に珍しいことなのである。

思わず談笑してしまい、火葬場で白い歯を見せたのはよくなかったと、帰途の車で反省である。

というのも、大きなご葬儀になると、仕事関係など義理で会葬される人が多く、

「おっ、久しぶり!」
「元気!」

笑顔が飛び交い、お勤めする私としてはあまりいい気がしないのだが、このたび火葬場でのことで、ご当人たちは悪気がないのだということがよくわかり、何事も一面だけを切り取って評価してはいけないのだと、さらに反省。

反省した端から忘れていくのが私の得意芸だから、このこともすぐに忘れるのだろうと、三度(みたび)の反省。

かつて、
「反省だけならサルでもできる」
という言葉が流行ったが、反省するだけなら私はサルにも負けない。

だから同じ失敗を繰り返し、その都度、愚妻が柳眉を逆立て、
「何度言ったらわかるのよ」
ということになる。

だが、私の人生観は、
「反省すれど後悔せず」

後悔をともなわない反省は、ちっとも落ち込まないのだ。

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