歳時記

懐疑の生き物

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左腰が痛いときに限って、連日の通夜・葬儀。
人生とはそうしたものだと納得しつつも、動けなくなると困るので湿布をベタベタ張り付け、
(脳の誤作動だ!)

自分に言い聞かせはするが、痛みが激しくなったらヤバイと薄氷を踏む心境だった。

つまり、「脳の誤作動」を、私自身が信じ切っていないということ。

「イワシの頭も信心から」という言葉があるように、信じ切って初めて効果が出てくるのだろう。

(なるほど、そうか)
と納得しつつも、「信じ切る」「信じ込む」ことの難しさを改めて知った。

すなわち、人間は「懐疑の生き物」ということだ。
何事においても素直に信じることができず、裏読みをしてしまう。
だからメディアや評論家は、「裏読み」の面白さとユニークさで商売をする。

ロシアのウクライナ侵攻、トランプ関税、習近平の野望、石破降ろし、地球温暖化・・・。

テキトーなご託宣をたれて、
「その可能性はゼロではない」
と〝保険〟をかけつつ、言いたい放題。

何だかバカらしくなってくるのだ。

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