久々の自宅、と言いたいところだが、1泊2日の入院で大腸ポリープを切除し、本日退院。
1泊とは言え、未明から下剤を飲んだり何やかやで忙しかった。
ボリープは7個。
ちょっと多いか。
麻酔のせいでウトウトしていて、どのくらい時間がかかったのか定かではないが、胆のうを切除したときよりは全然楽で、しかも1泊だと思うと、これも精神的に全然楽なのだ。
1泊は短すぎるとしても、ゴールが「いつ」と決まっていれば、苦はさして苦にならないということか。
死というゴールは定まってはいるが、「いつ」かがわからない。
わからないから苦しむ。
お釈迦さんが「人生は苦である」と喝破した理由に、忽然と思い当たったのである。
ならば、余命宣告され、ゴールがわかれば気が楽か。
やっぱり楽ではないだろう。
なぜなら、医者が宣告する「余命」が信じ切れないからである。
つまり、苦の根源は「疑」にあるということになる。
退院早々、ヒマな考えがよぎるのだ。