昨朝、保護観察対象者から来信。
高熱が出たので医者に行ったら、新型コロナと診断されたという。
(ヤバイ!)
対象者が診断される二日前、私は彼と喫茶店で談笑したのだ。
すぐに保健所に電話し、面談の様子を話すと、
「お会いになったのが二日前ですと、濃厚接触者に当たりますね。一週間、自宅にいて外出は控えてください」
おっとりとした声で、冷酷なことを言う。
週末は法事や、お祝い事がある。
週明けは友人と久しぶりに会う予定もある。
マズイなァ。
PCR検査で陰性ならすぐに外出できると思ったが、陰性でも7日待機は同じだとWebに書いてある。
しょうがない。
事情を話し、それぞれ対処していただくことにした。
問題は、我が家である。
濃厚接触のことを愚妻に話すと、
「トイレは二階、私は一階にするから」
即座に言った。
だが、居間でこうして顔を突き合わせて会話している。
むろん、マスクなし。
「おい、トイレだけ別にしても意味がないのではないか?」
異議を口にしたら、ムッとした顔をして、
「自分で思うように感染対策をすればいいでしょう」
対策をするのは私でなく、愚妻のほうではないか。
間違いを指摘すると、これまたムッとして、
「ほっちゃか、ほっちゃか出歩くからそういうことになるのよ」
このくらいの元気があれば、感染対策は必要ないということか。
「コロナ、くるな!」
機嫌を取ろうと私が叫ぶと
「バカなシャレなんか言ってないで、さっさと仕事しなさいよ」
人間、生命力勝負。
濃厚接触ごときで一憂などしている場合ではないのだ。