歳時記

タイヤを縁石で傷つける

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今夕、右に曲がった拍子に、クルマの右後輪を歩道の縁石でかすった。
「ちょっと、なにやってるよ!」
助手席の愚妻が怒る。

昨年の11月、この同じ場所で、同じ後輪をかすり、タイヤを買い換えたのである。

「右肩が痛くて」
そう言ってみたが、
「そんなの言い訳でしょ!」
愚妻が怒るのも無理ないか。

怒った後で、
「信じられない」
とつぶやいていた。

すぐにデーラーに電話して持ち込む。

「見てくださいよ、前回と同じ場所でやったんですよ」
前回、タイヤ交換を担当した若い整備マンに愚妻がこぼしているが、整備マンは私の手前、相づちが難しいところだろう。
曖昧な笑みを浮かべていた。

で、タイヤを取り寄せて交換するということになり、ン万円の出費となった次第。

そういえば、昨夜、プリンターの一台が動かなくなった。
メインで使用しているデスクトップも、何やら故障の前兆があり、買い換えなければなるまい。
右肩と右肩甲骨も相変わらず痛む。
故障はすべてに連鎖するということか。

MRIの検査はキャンセルしよう。
なんだか気が乗らなくなったのだ。

こんな格言がある。
「直感は誤やまたない。誤つのは判断である」

だから私は理屈でなく、直感で動く。
それを愚妻は「ワガママ」とか「身勝手」と言う。
愚かの極みなのである。

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