何だかんだ外出が続き、今朝の日帰り温泉は6日ぶり。
露天の湯船でウトウトするのは、実に気持ちよかった。
休憩室で仕事をするつもりだったが、ここでもウトウト。
こういうのを至福と言うのだろう。
総裁選で自民党の政治家は走り回っているようだが、ご苦労なことである。
とは言いつつ、政治を動かしている二階幹事長が81歳、麻生副総理が79歳、そして菅官房長官が71歳。
年齢を見ると唸ってしまう。
以前、渋沢栄一について一冊書いたが、渋沢はこんな言葉を残している。
「四十、五十は洟垂れ(はなたれ)小僧
六十、七十は働き盛り
九十になって迎えが来たら
百まで待てと追い返せ」
没後90年。
あの時代にこれだけのことを言ってのけたことに、いまさらながら驚かされる。
となれば、私はいま働き盛りということになる。
露天でウトウトしている場合じゃない。
「よし!」
と、まなじりを決したところで、愚妻が休憩室に入ってきて、
「ちょっと、具合悪いの?」
考えもなく、気勢を削ぐようなことを言うのだ。
私はやはり露天でウトウトの人生なのかもしれないと、あらためて思ったのである。