「生き方」の極意

虚仮(こけ)の一念

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挫折の原因は「迷い」にある。
何に迷うか。
「このまま続けていていいのだろうか」
という現状に対する迷いだ。

逆境にあるとき、遅々として成果が現れないとき、あるいは意に染まない状況になりつつあるとき、必ずこの「迷い」が頭をもたげてくる。

だから迷うのはいい。
問題は、迷ったあとの結論である。

「そんな弱音を吐いてどうする!」
自分を責める方向に作用すれば、
「ちきしょ、負けるか!」
と奮い立つ。

だが、そういう人は少なく、
「こんなことやるのは時間のムダだ」
「意味がない」
と断念することの正当性――すなわち、自分に対する言い訳をする。

迷いが生じたら、網で水を掬う自分を想像することだ
網で水を掬うことはできなくても、網に水滴はつく。
その一滴をコップに溜めていけば、やがてコップは水で満たされるのだ。

『虚仮(こけ)の一念岩をも通す』
という言葉がある。

虚仮は「愚かな人間」のことで、
「どんなに愚かな人間でも、思いを一途に行えば,岩をも貫通するような大きな仕事ができる」
という意味だが、私はこれを逆説で読み解く。

すなわち、
「ことを成そうと思えば、虚仮になれ」
ということなのである。

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