歳時記

末は博士か大臣か

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朝から、取っ替え引っ替え、愚妻が試作した手作りマスクを「試着」させられている。

昨日は再々のクレームに愚妻はブチ切れたが、決意を新たにしたのか、試作を続けている。

「幅を少し広げてみたんだけど、どう?」
「下部が少しふくらんでおる」
私も容赦なく、クレームをつける。

九州は大雨。
みなさん大変だろうに、我が家のようにノンキなことをやっている家庭もあり、他人の不幸は人ごとで、他人の幸せは嫉妬の対象ということがよくわかる。

そんな自分を「嫌だ」と思うか、「それが人間」と受け止めた上で、どう処するかを考えるか。
余計なことが頭をよぎり、原稿は遅々として進まないのだ。

「末は博士か大臣か」とかつて言われ、立身出世の双璧とされた。
ところがコロナ禍では、政治家と専門家会議に冷ややかな視線。

「いい子にしていないと、末は博士か大臣になってしまうわよ!」
こう言って子供を叱る時代が来るのではないかと、手作りマスクから始まった思いは予期せぬ方向に転がっていって、ますます原稿が書けなくなるのだ。

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