歳時記

雑草と畑

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日を追うようにして雑草が伸びている。
すごい生命力である。

かつて宮内庁の侍従が、
「雑草が生い茂って参りましたので、お刈りしました。」
と昭和天皇に報告したところ、
「雑草という草はない」
と言ってたしなめたというエピソードを思い出しながら、今朝もウオーキング。

雑草を見やる陛下の眼差しには学ぶところが多いが、畑にとって雑草は悩みの種でもある。

かつて100坪の畑を借りたことがある。
バンダナ、麦わら帽子、ニッカポッカ、地下足袋に長靴など、農作業用の衣装をそろえ、電動草刈り機も購入。

みようみまねで耕し、種を蒔き、しばらくサボっていたら一面、雑草が背高く生い茂っている。
ジャガイモなど、野菜をどこに植えたかわからなくなってしまった。

それでも3年ほど頑張ってギブアップ。
半分の50坪に縮小。

それでも雑草に悩まされ、やがてさらに半分の25坪。

仕事の忙しい時期だったので畑は愚妻に押しつけ、3年ほど通わせたが、炎天下の草取りについにブチ切れ、
「もう私はやらない!」

それで畑はやめた。
雑草はそれほどに強靱なのだ。

雑草から人間を見たら、どう見えるのだろうか。
そんなことを思いながら、田んぼのそばの道を歩く。

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