愚妻が〝新コロ〟で怒っている。
政府の対応が遅すぎると言うのだ。
「検討ばっかりじゃないの。コロナの問題が起こって何日が経っているのよ」
ごもっとも。
人間は得意の絶頂で足元を掬われると言うが、「安倍一強」が〝新コロ〟でつまづくこうとは、思いもよらなかっただろう。
それにしても、〝新コロ〟はわからないことが多い。
専門家の何人かは「たちの悪い風邪」と同じだと言う。
「感染しても、知らないうちに治っていることが多い」とも言う。
マスクは意味がないと言う専門家もいる。
ならば〝新コロ〟など、放っておけばいいと思うが、海外諸国は渡航制限するなど、水際対策に神経を尖らせている。
「年寄りに感染すると命取りになるから」
と言って一斉休校にしたが、インフルエンザで亡くなる数のほうが圧倒的に多い。
交通事故だって、たくさん亡くなっている。
じゃ、〝新コロ〟で大騒ぎする理由はなんだ?
そんな思いもあり、道場は自粛しないで開けるつもりでいたが、今週は休みにした。
道場で感染しなくても、感染者が稽古に来ていたとなれば、感染経路がどうしたとか大騒ぎになり、それが煩わしい。
審査会も延期した。
おかげで仕事時間がたっぷりできた。
禍転じて福となすである。