昨日、「しつけ教室」の稽古で、
「コロナを知っている人」
と質問すると、「ハーイ」と幼児全員が手を上げつつ、
「新型コロナだよ」
と訂正された。
「そうか、新コロか」
私が言い直すと、キョトンとしている。
朝三暮四ではないが、ちょっと言い換えると理解が追いつかないようで、幼児たちをコントロールする秘訣の一つだと合点した次第。
「頑張って稽古している人!」
「ハーイ!」
「上手になったと思う人!」
「ハーイ!」
そこで、
「頑張って稽古しているけど、上手にならない人!」
ちょっと複雑な言い方をして、幼児たちの頭を混乱させたところで、
「どういうことかと言うと」
理解できるように言い換えてやると、「館長は自分たちより上」と認識し、私の言うことをよく聞くのである。
「ちょっと、それって詐欺師のやることじゃないの」
愚妻は批判するが、詐欺師にならなければ、幼児の指導などできるものではないのだ。