縁というのは不思議なものである。
昨日、葬儀のお勤めをしたのだが、開式前に10歳ほど年長の施主の方とお話をしていると、広島県呉市の出身だとおっしゃる。
「えッ、私もですよ」
驚くと、施主も驚き、
「呉市のどちらですか?」
「○○通り12丁目です」
「私は11丁目ですよ」
何と、同じエリア。
「我が家は○○小学校の横の坂道をあがったところですが」
私が言うと、
「そうでしたか。私の家は○○小学校から下って・・・」
しかも、高校が同窓だった。
葬儀という「離別の場」で、縁を得て出会いがある。
縁の不思議さを思わないわけにはいかなった。