昼間、マッサージに出かけ、終わって靴を履くときヨロけてしまった。
ヤバイよなあ。
過日、法事前に施主との雑談で、年配者は転ぶのがいちばん危ないと話をしたばかり。
人ごとではない。
いささか過労気味とはいえ、それでもヨロけるとはショックではあるが、さて、ここでどう処するか。
安全な日々を心がけるか、逆療法で行くか。
私の性分では逆療法である。
これからガンガン稽古をすることにしよう。
愚妻に宣言すると、
「愚かね」
と一言。
いま我が家では「愚か」という言葉が飛び交っている(愚妻と私だけだが)。
先に言ったもの勝ちである。
「バカ者!」
と怒鳴りつけられるより、
「この愚か者!」
と叱責したほうが、愚妻も高尚な気分になるだろう。
そう思って使い始めたのだが、すっかり愚妻がこの言葉を気に入り、
「ちょっと、あなた、愚かよね」
と多用するようになった。
なるほど、こういうのを言葉のブーメランと言うのか。