歳時記

鋭気を養う

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「もういくつ寝るとお正月」
そんな歌を口ずさんだのは何歳のころだったろうか。

いまはヒネクレ爺さんになってしまい、
「あと366日寝ると、再来年だな」
と、憎まれ口を叩くようになった。

「日々是好日と仏道に言う。正月だけが目出たいのではない」
と言うに至っては、愚妻もスルーである。

忙しくて、とても大晦日のような気がしない。
そう言えば、安部総理か先日、趣味のゴルフで英気を養ったという報道があった。
そうだ。
鋭気を養うことは大切なのだ。

「おい、わしは鋭気を養うぞ」
愚妻に宣言すると、
「胃が悪いの?」
と、わけのわからないことを言う。

「胃はいたって健康だが、鋭気は養ておく必要があるのだ」
「健康なのに、どうして胃液を養うのよ」

愚か者が、「鋭気」と「胃液」を聞きまちがえているのだ。

「ちゃんと聞け!」
「ちゃんと言いなさいよ!」
「バカ者! 養うという文脈から察すれば当然、鋭気になる」

正月を翌日に控えながら、今日も不毛の論戦が続くのである。

昨日と変わらぬ今日を過ごし、今日と変わらぬ明日を過ごす。
これを平穏と捉えるか、マンネリと捉えるか。
人それぞれの思いと関係なく、時は刻々と流れていく。

年年歳歳花相似
歳歳年年人不同

この一年、つたないブログを読んで下さった方々に多謝。

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