「小池百合子旋風」が吹き荒れている。
これがとっても不思議。
私の周囲でも、メディアでも、「小池は計算高い」と批判しているし、大方の見方もそうのはずだが、世論調査をすると人気は高い。
自民党の不人気、不満の受け皿がないなど、いろいろ言われているが、これは世間が「台風を見る目と同じ目線」で小池百合子を見ていることに理由があるのではないかと思っている。
台風は大被害をもたらすものであるのに、
「50年に一度の大型台風が来る」
と言われれば、興味を持ってニュースに注目する。
「台風がそれました」
となれば、肩すかしをくった気分になる。
被害に遭った人や地域には申しわけないが、これが人間心理である。
北朝鮮問題だって、ミサイル発射や核実験を批難しつつも、
「おっ、撃ったか!」
と興味を持ってニュースを見ている。
自分には直接被害が及ぶまいという思いがあるからだ。
台風もしかり。
「小池旋風」もしかり。
劇場型とは、まさにこのことを言う。
だが、ここに落とし穴。
国政となれば、被害に遭うのは面白がって見ている私たちなのだ。
「小池旋風」という不思議
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