痛風の痛みが、やっと峠を越えた。
だが、愚妻は不機嫌なまま。
愚妻に言わせれば、医者から処方された予防のための薬を飲まないことが原因であって、
「あなたの痛風は病気ではない」
と主張する。
だから、痛テテテと床を這っていても、ちっとも同情しないのである。
ついでに、胃に棲息するピロリ菌も、
「菌がいるだけで、病気ではない」
とバッサリ。
私が日々、どれだけ神経をすり減らしているか、わかっていないのだ。
原稿に追われ、保護司の仕事であたふたし、さらに先週、今週と法要のお勤めである。これは馴れないことなので、神経を使うのだ。
しかも今日は、痛風の足を引きずって。
道場の稽古もあるし、9月合宿の指導は支部長諸君にまかせるため、そのメニューと、支部長に道場に来てもらい、個別の細かい指導をしなければならない。
試合用に、子供たちに新しい型を教えようと思っているので、その研究もしなければなない。
「おい、わしのがこれほど神経をすり減らしていることを、おまえは知らんのか」
きつく言うと、
「でも、好きでやっていることでしょ」
意に介さない。
愚妻は元気だ。
痛風も峠を越えつつ
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