いま、保護観察の少年が来訪して帰って行った。
朝6時半に家を出て、この時間まで現場仕事だ。
よく頑張っている。
好きで、犯罪に手を染める人間はいない。
ちょっとした弾みである。
人生は、塀の上をヨタヨタしながら歩いているようなもの。
どっちに落ちるか、人生の危うさをつくづく感じる。
だけど、どっちに落ちても、這い上がればいい。
落ちて這い上がり、這い上がって落ちる。
この繰り返しを人生と呼ぶのだろう。
保護司とはいえ、微力の私には何もできないが、少年が逞(たくま)しく這い上がってくれればいいと心から願うのである。
保護観察
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