今日は松戸市の天真寺で、午後3時から7時まで、みっちり雅楽の稽古だった。
今月23日、天真寺で報恩講があり、そこで雅楽を演奏するのだが、よもや初心者の私が出仕することはないと思っていたところ、
「出ていただきます」
とH先生に告げられ、大慌てでこの一ヶ月、龍笛と格闘してきた。
仕事も立て込んでいて、来年2月まで毎月〆切が続くのだが、原稿のことより龍笛が気になり、気もそぞろのうちに一ヶ月が過ぎた次第である。
それにしても、一ヵ月前を振り返って感心するのは、H先生の告げ方である。
「出ますか?」
と訊くことなく、出るのが当然というニュアンスで、
「出ていただきます」
と、こともなげにおっしゃったのだ。
なるほど指導者はかくあるべきか、とひとつ勉強になった。
これまでと違う世界に首を突っ込んでみると、学ぶことは多いのだ。
指導者の「告げ方」
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