福島県の沿岸で、二枚貝のアサリの模様に異変が起きているそうだ。
これは、東日本大震災の津波によるストレスだと、学者が語っている。
しかも、その比率たるや実に9割。
貝殻に溝ができ、色や模様が変わっているという。
海底の砂に埋もれて、じっとしているだけの貝ですら、環境変化によってストレスを受けるのだ。
「となれば、感情を有する人間がストレスを受けるのは当然ではないか」
と納得した。
現代は、精神を病(や)む時代だと言われる。
だが、それは「現代」に限らないのではないか。
時代の移り変わりという「環境変化」「価値観の変化」は常に、私たちにストレスを強いる。
むしろ精神を病むのが当然で、ノーテンキに笑っていられる人間は、「アサリ以下」かもしれないと、そんなことを考えるのである。
貝にもストレスがあるのだ
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