当道場の空手子供合宿が終わった。
今年は例年より少なく、40名ほどだったので楽だろうと安心していたのだが、この猛暑。
1泊2日とはいえ、熱中症を心配し、ケガを心配し、子供たちのいい思い出になればと、あれこれ気をつかい、まさに気疲れするのである。
9月は大人の合宿が予定されているが、こちらは夜、懇親会で酒をかっくらえば、みなさん〝いい思い出〟になるので楽だが、子供たちはそうはいかないというわけだ。
だが、子供合宿で面白い発見もあった。
子供たちを各班に分け、加点、減点の点数で競わせ、態度がよかったりすれば加点、悪ければ減点するのだが、子供たちがこれに知恵を絞るのだ。
トイレのスリッパを並べるのはもちろん、部屋のゴミ拾い、他班より早く整列もすれば、荷物の並べ方、使用して汗をかいた稽古着の干し方まで、いかに加点してもらうか、シノギを削るのである。
小学2年生など、当道場とは直接関係しない食道のスリッパまで並べていた。
採点は中学生たちの担当で、小学生たちがさかんアピールするのは、見ていて微笑ましいのである。
と同時に、モチベーションさえ喚起できれば、子供たちは目の色を変えて頑張るのだということも再認識した。
「叱る」のではなく、「競争」「評価」「連帯」をうまく組み合わせることの大切さを痛感した次第。
子供たちは大人の写し鏡であり、人間の〝原石〟であると思う。
本当に面白いものだ。
合宿から帰宅して、夕刻から仮眠をとり、先ほど道場にある仕事部屋に入った。
8月20日が〆切のデッドラインだと編集者から厳しく告げられている。
これから猛然とスタート。
自分で自分のモチベーションを喚起して書き始めるのだ。
やっとこさ、子供合宿終了
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