歳時記

副署長の酒気帯び運転

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 今日のニュースを見て驚いた。
 愛知県警守山署の副署長が深夜、飲食店から守山署まで酒気帯びで自家用車を運転した疑いで、書類送検されるという。
 副署長の酒気帯び運転に驚いたのではない。
 勤務中の同署員が、駐車場で副署長の酒の匂いに気づいたことが発覚の原因であるということに、驚いたのである。
 酒の匂いに気づいた署員がどういう立場なのか記事には書いていないし、検査に至る過程も判然としないが、やるもんではないか。
 相手が副署長であろうが、上司であろうが、署で毎日顔を合わせていようが、
(酒臭い!)
 となれば厳正に対処するという警察の厳正さは、もちろん評価されるべきだろう。
 だが、その一方で、
(なんだかなァ)
 という思いも、私はするのである。
 私のようなチャランポランな人間は、副署長を注意はしても、飲酒の疑いで検査までしなかったろう。
 副署長は、おそらく懲戒免職になる。
 立場からして、警察官の酒気帯びは言語道断であることは言うまでもないが、それを承知しながらも、
(なんだかなァ)
 という思いが後を引いて、複雑な思いがするのである。
 
 

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