「類は友を呼ぶ」
という諺がある。
ポジティブな意味には使われず、
「やっぱりな。ワルにはワルが寄っていくもんだ」
というように、箴言(しんげん)で使われることが多い。
だが、見方を変えるなら、「類は友を呼ぶ」という現象は、人生において大きなプラスになるのだ。
たとえば、ワルが近寄ってくれば、
(ハハーン、いまのオレは、あいつと同類になっているんだな)
と反省すればいい。
素晴らしい友が寄ってくれば、自分もまた――その時点では――素晴らしい人間であると自負していい。
運気も同様で、ツイてる人間が近寄ってくるときは、自分の運気も上昇しているので、人生の勝負に出てもよい。
反対に、貧乏神のような人間が近寄ってくるときは、自分の運気も下降しているので、万事、自重しておけば、人生を過つことはないというわけである。
「人の振り見て、わが振り直せ」
という言葉の真意は、実はここにあるのではないかと――自戒しつつ――考える次第である。
自分の運気を知りたければ、友を見よ
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