お盆前から忙しかった。
ようやく明日は、1日だけだがひと息つける。
台風で天気は大荒れとのことなので、家に籠もって原稿書きだ。
愚妻は日帰り温泉に行きたいようなことを言っていたが、
「露天風呂なんかに入ってみろ。何が飛んでくるかわからんぞ!」
脅したら即中止。
愚妻の場合は、「危険」が説得のキィーワードで、
「危ないぞ!」
と言えば断念するか、積極的に行動するかのどちらかである。
今朝もそうだ。
「わしの部屋、台風に備えて天戸を締めたほうがいいな」
「大丈夫よ」
「締めておかないと危険だとテレビで言っておるぞ」
すぐさま二階に上がっていった。
愚妻を見ていると、人間は「言葉」の生き物だということがよくわかるのだ。