安倍総理とトランプ大統領の会談は、両国の「蜜月ぶり」をアピールした。
私には実際のところはよくわからないが、メディアはそんな論調である。
先に来日したマティス国防長官の「ニッポンを守ります」という発言と合わせ、中国の脅威に直面する日本は、
「やれやれ、ひと安心」
といったところだろう。
結局、どんな理屈を振りまわそうとも、自国の安全を他国に頼ることは、常に生存のリスクを背負っているということなのだ。
厳然たる事実から、眼をそらせてはなるまい。
この前提に立って、日本はどうするべきかを考えるべきではないか。
そういう意味において、トランプ大統領の出現は日本にとって大きなプラスであり、チャンスと言える。
「世界平和」とは、「自国の平和」の集合体を言う。
「自国の平和」が、それぞれ国によって異なるとすれば集合体になるわけがなく、したがって「世界平和」は実現しない。
ついでながら、「アメリカ・ファースト」とトランプ大統領が言えば、自国民の半数が拍手する。
「都民ファースト」と小池都知事が言えば、これまた都民の多くから拍手喝采される。
トランプ大統領と小池都知事が口にする「ファースト」はどこが違うのか。
あるいは、本質において違わないのか。
いまいちど、考えてみたいものだ。
「都民ファースト」
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