歳時記

オナラは責められるべきか

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私が居間でオナラをすると、愚妻が烈火の如く怒る。
「ちょっと、臭いでしょ!」
「出もの腫れもの所嫌わずじゃ」

抗弁すると、
「そういうのを屁理屈と言うのよ!」
「ほう、オナラに屁理屈をかけておるのか。うまいことを言うのう」
「怒るわよ」
足が飛んでくるのである。

そんなこともあり、オナラには神経を使うのだ。
こころおきなくプッとやれるのは、ウォーキングのときである。
雑木を愛でながら、広い田圃の周囲を歩きつつプッとやる。

気分爽快、人生の至福。

帰宅して愚妻にそのことを報告すると、
「ちょっと、お米が臭くなるでしょ!」

まあ、ひどい言い掛かりをつけるのである。

『女三界に家なし』
という言葉があるが、我が家は、
「亭主三界に放屁の場所なし」

生きにくい世の中になった。
オナラくらい、こころおきなくしたいものではないか。

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