歳時記

外反母趾の痛み

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新緑が気持ちのいい季節になった。
田圃に鴨や鷺がたくさんいる。
カラスもいる。
羽田空港を離発着する飛行がこのあたりの上空を飛ぶので、青い空をバックにひっきりなしに飛行機が飛んでいく。

新緑を眺め、鳥を眺め、飛行機を眺めつつウォーキングはじつに気持ちがいいのだ。

調子に乗って歩いていると、数日前、左足の外反母趾が痛くなった。

こういう治療は愚妻が得意なので、湿布を貼ってもらい、ズレないようにサポーターで固定してくれる。

「よし、これで大丈夫だ。ちょっとウォーキングしてくる」
言ったところが、
「ちょっと、人に治療させておいてウォーキングはないでしょ!」

いやはや怒るまいことか。

「足が痛いから休む、という処し方がいかんのだ。痛くても我慢して歩く。この心がけが人生には大事なのだ」
「じゃ、自分で湿布を張りなさい!」

火に油。
おかげでウォーキングは中止。
しょうがないから、部屋で蹴ったり突いたり稽古を始めたら、
「ちょっと、いい加減にしなさい!」

火に油を注ぎ足すことになった。
生きていくというのはじつに難儀なことなのである。

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