今日は午前中、法事を2軒すませ、午後から推敲。
夕方、気分転換にウォーキング。
私が歩くコースは左手に広大な田圃が広がり、右手は小山が続いていて樹木が繁っている。
ここしばらく藤の花があちこち垂れ下がっていてきれいだったが、今日は風があり、薄紫の花がヒラヒラと足元に散ってくる。
「藤」の由来は、一説には風が吹くたびに花が散るので「吹き散る」からきたものとか。
花は蕾もいいが、風情からいえば散るほうが断然いい。
藤の花を見上げて初めて気がついたのだが、蔓(つる)の植物だ。
きれいではあるが、他の樹木にからまって花を咲かせている。
このことをどう思うか。
「ズルい」と取るか「頑張ってる」と取るか。
一方、絡みつかれた樹木は、「冗談じゃねぇ」と怒っているか、「ま、いいか」と鷹揚に構えているか。
これは人間関係にもいえることではないかと、ウォーキングしながら思ったことである。