歳時記

胃の痛みである

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ここ数日、胃が痛くてまいった。
執筆どころではなく、ベッドで延々と横になっていた。

法事に加え、一昨日、昨日と通夜・葬儀があり、読経のときはそちらに神経が集中しているので痛みもさして気にならないが、出棺のときなどはモロに痛くて困った。

急いで帰宅し、かかりつけ医に診てもらうと、胃腸の機能が弱っているとのことで、痛み止めを処方してもらい経過を見ることになった。

それはともかく、レントゲンを医師と一緒に見たのだが、
「ほら、これ、胆囊のところを止めているホッチキスですね」
と、医者が指さして説明してくれる。

「エッ、ホッチキスで止めてあるんですか?」
「止めなくちゃ、胆汁が流れ出るじゃないですか」
「それもそうですね」

返事ながらも、胆囊を切除した跡をホッチキスで止めてあるとは、いままで知らなかった。
胃の痛みも忘れて、感心しながらレントゲンに見入っていた。

そして帰宅し、得意になって愚妻にホッチキスの話をしたところ、
「あっ、そ」

実に素っ気なく返事して、
「そんなことより、診察はどうなの?」
「とりあえず様子見ということで」
「あっ、そ」

またまた素っ気なく返事をしてから、
「あっちが痛い、こっちが痛いなんて言うの、いい加減にしてよね」
クギを刺された。

おかけで腰の右側が痛くなっており、湿布を貼ってもらおうかと思っていたのだが、気の弱い私はついぞ言い出せなくなってしまった。

腰痛が悪化して、「痛テテテ」とやろうものなら愚妻に何と言われるか。
我が家はビョーキひとつできないのだ。

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