歳時記

「ハラ・ハラ」の時代

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大谷翔平選手が「腰の張り」でスタメンから外れ、一日休養したとか。

何気なくニュースを見ていて、
(腰の張りってなんだ?)

そんな疑問がわいてきて、
「おい、どういうことだ?」

一緒にニュースを観ていた愚妻に問うと、
「そんなこと、大谷選手にきいてよ。私にわかるわけないでしょ」

すぐにプリプリと怒るのである。

ネットで「筋肉の張り」を調べると、「張り」とは「凝り」のことで、

《主たる原因は血流の停滞(血行不良)によるもの》
《急激な運動などによって筋肉が緊張して硬くなること》

とある。

つまり大谷選手は「腰が凝っていた」ということになる。

ならば私の肩凝りは、これからは、
「肩に張りをおぼえて」
と言うことにしよう。

何やらもったいぶった感じになるではないか。

これが「言葉のマジック」というやつである。

セクハラ、パワハラ、モラハラ、マタハラ、カスハラ・・・・。

「ハラハラ」はこれからどんどん出てくるだろう。

ジシハラ、ババハラなんてのが出てくるのは時間の問題だろうが、昭和世代の私には実体としてピンとこないのである。

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