歳時記

ワクチン接種

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昨日、コロナのワクチン接種のため、会場となる市民体育館に行ってきた。
出かけるまで、気が乗らない。

「年寄りばかりが集まるところなど、行く気がせん」
「あなただって年寄りでしょ」
デリカシーに欠けることを愚妻はいうのだ。

しょうがない。
愚妻が「ついて行こうか?」と、うるさくいうので仕方なく出かけた次第。

実際、会場は老人ばかり。
若い女性スタッフが、笑顔をまじえ、噛んで含めるように案内してくれる。
これを親切とうけとるか、老人へのいたわりとうけとるか、気分はいささか複雑なのである。

注射は痛くもなんともなく、アッというまに無事に終了。

帰宅すると、
「どうだった?」
愚妻がきく。

私のことを心配しているのではない。
愚妻の接種は後日なので、自分のことを心配しているのだ。

「痛いぞ、大変だぞ、卒倒するなよ」
脅かしてやった。

「ホント?」
「ああ、ホントだ。わしがこれまでウソをついたことがあるか」
「ウソばっかりついてるじゃないの」
愚妻は安堵していた。

オオカミ爺さんの言葉は、いささか信用に欠けるのである。

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