歳時記

プランターに苗を植える

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今朝は曇り。
ウォーキングに出かけられないことはない。
だが、途中で雨に降られると、愚妻がそれみたことかと怒るだろう。

昨夜はさんざん「明日は雨」と愚妻が言った。

「コロナで大変なときに雨に濡れて風邪引いたらどうするのよ」
「しかし、夜空に月が出ておる」
「そんなこと、月に聞いてよ」

そんな会話があったのだ。
ウォーキングは中止にするのが賢明だと判断した次第。

先程、ひと風呂浴びてから、手帳を確認する。
今月の予定は、保護司関係の用事が一つあるだけで、あと白紙。
思わずニンマリである。

連日、外出自粛のストレスがテレビで話題になっているが、用事がなくなるのだから、私にとっては最高ハッピーである。

仕事は夕方の5時でやめ、そのあとは、これまで時間がなくてできなかったことをしている。

昨日は書道の練習である。
道場の真ん中に和机を持ち出し、好き勝手な文字を書く。
誰に強制されるわけでもない。
イヤならやめればよい。

こういうのは、とても気分がいいのだ。
ものぐさな私だが、筆を洗うのさえ、楽しいのである。

昨日、プリンターのインクカートリッジを買いに出かけ、店内には愚妻に行かせたが、ついでに隣の量販店で野菜の苗を買わせた。

畑はやめたが、庭にいくつもプランターが並べてある。

「これから日本経済はどうなるかわからんぞ。自給自足体制に入れ」
そう命じたのである。

こういう危機感は愚妻も大好きで、昨日はすぐに苗を植え、
「私はやることが早いんだから」
と自慢していた。

子育て世代や、実年世代にとってコロナ禍は人生の一大事としても、どうにもならないことは遊びに変えるしかないのではないか。

予定の入っていない手帳をもう一度見て、またまた私はニンマリするだ。

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