歳時記

腰痛に学ぶ

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今日は、午後から都内のホテルで2件の打ち合わせ。
外出の自粛要請は週末なのでまだ大丈夫だと思っていたら、待ち合わせたティーラウンジがクローズしていた。

オーバーシュートやらの予感。
4月から道場を再開するつもりでいるが、この状況では無理かもしれない。

よくはわからないが、コロナ禍を契機に、自分の日常の処し方が変わってくるような予感がしている。

「人生は突然変異でしか変わらない」
というのが私の持論なので、コロナ禍がそのキッカケになるかもしれない。
禍(わざわい)も、転じれば暁光になる。
楽しみである。

禍と言えば、都内に向かう途中、PAに寄り、運転席から降りようとして、治りかけていた腰痛がズキッ。
痛くて声も出なかった。

打ち合わせは弾んで腰痛も忘れるほどだったが、帰途のクルマで痛くなった。

明後日の土曜日は法事がある。
まさか読経の最中に「痛テテテ」と言うわけにはいかない。
何とか治さなければと、帰宅して湿布を貼って居間で横になる。

すぐに収まるわけもない。
そのうち腹が立ってきて、
(何が腰痛だ!)

敢然と決意したところに、寺から電話。
「施主様からご連絡があり、コロナで法事は中止にしたいそうです」

そのとたん、腰痛が少し軽くなったような気がした。
人間はやはり「精神の生き物」であることを実感。
腰痛という禍も、転じれば実体験という学びになるのだ。

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