マッサージと、日帰り温泉の〝電気風呂〟のおかけで、腰痛は少しずつだが改善されてきた。
愚妻にそう報告すると、
「で、電気風呂は何回入ったの?」
くだらないことを訊く。
「1回に決まってるだろ」
「ダメよ、2回入らなきゃ。1回10分を2回。私なんか、ヒザが痛いときはそうしてるんだから」
「わしはヒマ人ではない」
〝新コロ〟の感染予防だとかで、日帰り温泉は朝7時に入って9時に帰ることにしている。
時間がハンパなので仕事ができない。
朝のこの2時間余は、私にとってデッドタイムである。
もったいないので、あれこれ考える時間に充てている。
で、今朝のこと。
4月5日、6日は兵庫のお寺で法話をするので、何を話そうか考えていると、内容が唐突にとどめもなく湧き出てきて、大慌てである。
仕事にはならないと思って来ているから、ノートパソも筆記用具も持ってきていない。
記憶するには膨大すぎる。
何とか骨子だけ記憶にどとめて帰宅してメモにした次第。
法話を湯船に浸かって考える。
まさに「極楽、極楽」の気分なのである。