昨日の「古武道健康体操」は、特養施設のデイサービスのみなさんが対象だった。
軽量で細身、それぞれ体力に応じて長短の棒を使用した。
運動メニューは、うちの道場生の整形外科医と、その夫人の理学療法士を中心に組み立てたもので、高齢者用に細かいところにまで配慮。
実際の指導は、若い女性道場生が担当した。
驚いたのは、棒の突きと打ちの動作だ。
椅子に座り、気合いをかけてやってもらうのだが、みなさん何ともお元気なこと。
闘争本能に火がつくのか、大きな声で突きや打ちを繰り出していた。
これは大いに参考になった。
いろんな健康体操があるが、ただ身体を動かすよりも、「闘争本能」「生存本能」という視点を取り入れたメニューがいいのではないかと、あとで道場の担当者と話し合った。
本当にそれでいいのかどうかはこれから研究するが、方向性のヒントにはなった。
古武道健康体操をベースにした展開について腹案はある。
薬や医者に頼らない「身体的な健康」だけでなく、「心の健康」にまで広げていけたらいいと思っている。
それぞれの分野のプロによるコラボである。