歳時記

子供の護身術セミナー

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 昨日は、市内の小学校で、昇空館主催の「空手護身術セミナー」である。
 同校のPTAに依頼されたもので、1、2年、3、4年、5,6年の三つにわけ、9時30分から12時15分まで、午前中の三時限を使って指導した。
 子供の護身術は難しく、
「いかに逃げるか」
 ということを主眼に組み立て、護身術を解説したカラーのチラシを作成して、配布もした。
 と言っても、私の役割は、初めの挨拶と〆の挨拶だけで、実技は指導員や学生たちが担当である。
 それにしても躾(しつけ)がよく行き届いた子供たちで、
「礼儀作法を教えるはずの道場より、こっちのほうが素晴らしいではないか」
 と、えらく感心した。
 何事も、
「ああしなさい」
「こうしなさい」
 と教えるのは簡単だ。 
 だが、「教えること」と「それが身につくこと」は、まったく別物である。
 そのことに思いを馳せれば、「教え方」にもっと工夫をする必要がある。
 ズボラな私でも、あれこれ考えをめぐらせているのだ。

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