空手の指導していて、気づいたことがある。
「悪いクセ」は蓄積していくということだ。
たとえば、横着をして腰を落とさないでいると、次第にそれが蓄積していって、「腰高」が常態となってしまう。
一方、「良いクセ」は、残念ながら蓄積しない。
腰をきちんと落としていても、それは頑張っているからであって、気を抜けば腰は高くなり、それが続けば常態になってしまう。
これは空手の稽古に限らず、すべてについて言えることではないか。
悪い習慣は蓄積しても、良い習慣は蓄積しない。
だから、自分を厳しく律しなくてはならない。
「良い習慣」は、たとえていえば、河の流れに逆らって泳いでいるようなもので、泳ぎ続けるかぎり、その場にとどまっていられるが、横着をすればたちまち下流に流されてしまう。
昨夜、子供たちを指導していて、そんなことを思った次第。
明日は、近くの小学校体育館で、当道場の年に一度の稽古発表会である。
「悪いクセ」は蓄積する
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